地球連邦国大統領(新経済システム7)P407

【価値について】

 この他にも問題があると考えます。給与に対しても、おかしなところはいろいろあります。先ほどの人の命に係わる仕事をしている医者を除く医療関係の方、地球の将来を担う子供の教育に携わる方、高齢者や身体障碍者の世話をする方、人類の食糧を生産している方、その他にもたくさんいますが、これらの方々は世の中にはいなくてはならない、人類にとって必須の仕事をされている方々です。その方々の給料はどうでしょう。失礼ながらあまり高給ではないのではないでしょうか。なぜ、人類にとって必須の仕事をしているのに給料が低いのでしょうか。これは我々が、何が人類にとって役に立ち、何が人類にとってあんまり役に立っていないかをよく理解できていないことが原因であるような気がしてなりません。人類にとって最も役に立っている仕事をしている方々に多くの給料を与えられるシステムづくりをすることが必要ではないでしょうか。

 大量消費の世の中ではいかに多くの商品を買ってもらうかに焦点が集まっています。より、多くの人が目につくテレビやインターネットを通じて商品の宣伝を行い、消費者に買っていただくことで経済が成り立つ仕組みであります。ですので、それが人類の役に立つ、立たないにかかわらず、人々の興味があるものに対してお金が集まる仕組みになっています。この大量消費の経済が終われば、商品の過剰な宣伝は必要なくなり不必要なお金の流れは少なくなるはずです。そうなれば、必要なとろにお金を回すことができるようになるでしょう。

これまで、提案した経済システムはこのままでは絵にかいた餅です。このまま何もしなければ何の効果もありません。より多くの世の中の人々がより良い未来に向かいたいと思う事こそ、明るい未来に変えていくことができると思っています。大統領はいかがお考えでしょうか。