地球連邦国大統領(終わりに)P501

【終わりに】

 大統領いかがでしたでしょうか。決めなくてはならないことがいろいろあり、お疲れになられたことと思います。お疲れさまでした。大統領が決断されたことを実行していければ、これまでの世の中より格段に住みやすい世の中になっていくと確信しています。すべては瞬時に完璧には変わりませんが、不都合が出た時には、現状を観察して理念に照らし合わせて何が役に立ち、何が役に立たないのかを再度考えていきましょう。そのための土台作りはできたのではないかと考えています。

 住みやすい世の中に代わっていくことで大きな副反応が発生すると考えます。その副作用とは、人々のストレスの低減です。サラリーマンを例にとって考えてみますと、これまでのサラリーマンは会社存続のため常に成長し続けなければならないと信じてきました。今年より来年、来年より再来年には業績は向上していなければなりません。そうできない企業は市場から撤退しなければならないと信じてきました。その中で、サラリーマンは常に競争で少しでも他社より優れた商品やサービスを提供することを義務づけられています。これを義務つけられたサラリーマンはすごいストレスだと容易に想像できます。これが原因で体調を崩す人も少なくはないのではないでしょうか。しかし、これまでの大量生産、大量消費の経済を継続したのでは地球環境が人の住める地球環境ではなくなってしまうことが分かってきたので、小さな経済にしていく必要があり、必要なものを必要なだけしか作らないという経済に変換すべきです。そのためこれまでの過当競争は終わっていくことになるでしょう。これにより、サラリーマンのストレスは低減されるのではないかと考えます。